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気まぐれ不定期更新。 ネットゲームのプレイ日記やらなにやら。 最近はドラゴンネストが中心。E2は付いていけなかった。
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07.13.02:42

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  • 07/13/02:42

08.13.23:54

銃声の合唱 第二楽章 『剣電弾雨』

--行動報告書 No.43 2004/箱根・カフェ村--

 村の入り口が妙に静か過ぎた時から、イヤな予感はしてたんだ。

 だが、こんな風に的中するたぁ思わなかったぜ!?

 

 なんだってんだ。今日はマフィアの会合でもあったのか?!

 思わず出かける罵声を飲み込んで、ひたすらSAWの引き金を引く。
 マフィアのボスどもも、負けじと手にしたマシンガンをぶっ放す。

 まるでホースで水を撒くように、ばら撒かれる鉛弾。
 流れ弾が、その場にある物に次々と黒い点を穿っていく。
 目に映る物で、無傷な物なんてとうにない。
 
 雷鳴のような銃声。
 弾丸が跳ねて奏でる甲高い音。
 空薬莢が路面で跳ねて立てる、澄んだ金属音。
 俺と奴らの体を、弾丸が抉る鈍い音。
 それに混じって響き渡る、ボスどもの狂った笑いと、
 俺たちの弾丸に巻き込まれた、哀れな取り巻きどもの上げる悲鳴。

 いつもより賑やかで、そして危険な銃声の合唱。

 それを聞いているうちに、いつしか俺も嗤いだしていた。
 込み上げてくる暴力的な衝動が、収まりきらずに嗤いへと変わる。
 自分の体を見てみれば、野戦服のあちこちに穴が開き、
 そこから真っ赤な血が溢れていた。
 だが、痛みはない。自分が傷を負うことすら、楽しい。
 頭にあるのは「もっと撃たせろ」と言う焼け付くような欲求。

 その欲求を満たすべく、ひたすら引き金を引き続ける。
 連中も似たようなもんだ。
 血まみれの顔に狂った笑みを浮かべて、引き金を引いている。
 
 面白ぇ。試してみようぜ。
 俺か、それとも手前らか。
 どっちが先に血の海に転がるか。
 いや、この合唱についてこれなくなるかをよ!
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08.11.01:06

肉切り包丁

--行動報告書 No.42 2003/新宿 銀行ロビー 露店中--

 どっかりと腰を下ろして、適当に品を並べる。
 これで露店の準備は終わり。後は適当に売れるのを待つ。

 待ってる間に懐からタバコを一本。
 長年使い込んだ愛用のオイルライターで火をつける。
 そして、肺一杯に煙を吸い込み、深々と吐き出す。

 いいねぇ。最高だ。

 狩場で嗅ぐ硝煙の匂いも悪くはねぇ。
 だが、狩りを終え、くつろぎながら吸う一本は格別だ。

 銀行内は禁煙? 知った事か。
 このイカれた世界で健康に気を使ったってしょうがねぇだろ。
 なにせ、街中でドンパチやらかす時代だ。
 流れ弾にでも当たりゃあ、どんなに健康でも逝っちまう。

 だろ?

つづきはこちら

08.09.23:26

天下の回り物

--行動報告書 No.41 2003/新宿 銀行内--

 唐突だが、問題だ。


 設問:この世界で頼りになるモノは?


 この問題に対する解答は、続きでやるとしよう。
 答えが出たヤツは続きを読んでくれ。

つづきはこちら

08.01.00:02

終わりと始まり

--行動報告書 №.40 某年某所--

 この世に永遠に変わらないものなんてない。
 全ては流れ、変化し、消えていく。

 昔々、ある宗教の開祖がそんなことを言っていたらしい。
 そう。いつまでも同じであり続けるモノなんてない。
 それは「物」も「者」も同じだ。

 当然、「者」の集まりである連合だって同じってわけだ。

 Dazzring_Raiders。
 俺の居た場所。
 それは、静かに終焉を迎えた。

 だが、全てが終わったわけじゃない。
 たとえDazzring_Raidersが解散したとしても、
 そこで俺が得た思い出が消えるわけじゃねぇし。
 新しい舞台の幕も上がるって聞いてる。

 「終わり」は、いつだって新しい「始まり」と背中合わせだ。

 最近は野暮用ばかりでろくに働けてねぇ俺だが、
 その新しく動き出した「始まり」に、着いて行きてぇと思ってる。
 ……まあ、また拾ってもらえるかはわかんねぇが、な。
 ダメなら、また元の野良にでも戻るとするさ。

 けど、今はただ。
 静かに、過去を味わうとしよう。
 俺の居た場所への、別れを込めて。

07.08.11:36

やっちまったぜ!

--行動報告書 No.39 2002(Another)/商圏争奪戦 待機所--

 やっちまった……。
 誰もいない待機所で、俺はがっくりと肩を落とした。
 端末の時計は午後9時ジャストを指している。
 今日はマイナー予選だって事は知っていた。
 だから時間通りにきたわけなんだが……。
 一つだけ、誤算があった。

 『マイナーは、人数制限が厳しい』

 こいつをすっかり忘れていた。
 うっかりすりゃあ、連合長ですら弾かれるほどだ。

 だもんで、今日の参戦者はとっとと出撃しちまったらしい。
 閑散とした待機所で、舌打ちを一つ。
 完璧な出遅れだ。
 くそったれ、無遅刻だけが取り得だったってのに。
 
 まあ、ボヤいてもしょうがねぇ。
 気を取り直して連合用通信端末を握る。
 今日は現場で働くんじゃなく、通信兵の真似事でもするかね……。

 やれやれ。
 こいつぁ始末書もんだぜ。まったくよ……。