04.25.02:15
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08.13.23:54
銃声の合唱 第二楽章 『剣電弾雨』
--行動報告書 No.43 2004/箱根・カフェ村--
村の入り口が妙に静か過ぎた時から、イヤな予感はしてたんだ。
だが、こんな風に的中するたぁ思わなかったぜ!?
なんだってんだ。今日はマフィアの会合でもあったのか?!
思わず出かける罵声を飲み込んで、ひたすらSAWの引き金を引く。
マフィアのボスどもも、負けじと手にしたマシンガンをぶっ放す。
まるでホースで水を撒くように、ばら撒かれる鉛弾。
流れ弾が、その場にある物に次々と黒い点を穿っていく。
目に映る物で、無傷な物なんてとうにない。
雷鳴のような銃声。
弾丸が跳ねて奏でる甲高い音。
空薬莢が路面で跳ねて立てる、澄んだ金属音。
俺と奴らの体を、弾丸が抉る鈍い音。
それに混じって響き渡る、ボスどもの狂った笑いと、
俺たちの弾丸に巻き込まれた、哀れな取り巻きどもの上げる悲鳴。
いつもより賑やかで、そして危険な銃声の合唱。
それを聞いているうちに、いつしか俺も嗤いだしていた。
込み上げてくる暴力的な衝動が、収まりきらずに嗤いへと変わる。
自分の体を見てみれば、野戦服のあちこちに穴が開き、
そこから真っ赤な血が溢れていた。
だが、痛みはない。自分が傷を負うことすら、楽しい。
頭にあるのは「もっと撃たせろ」と言う焼け付くような欲求。
その欲求を満たすべく、ひたすら引き金を引き続ける。
連中も似たようなもんだ。
血まみれの顔に狂った笑みを浮かべて、引き金を引いている。
面白ぇ。試してみようぜ。
俺か、それとも手前らか。
どっちが先に血の海に転がるか。
いや、この合唱についてこれなくなるかをよ!
村の入り口が妙に静か過ぎた時から、イヤな予感はしてたんだ。
だが、こんな風に的中するたぁ思わなかったぜ!?
なんだってんだ。今日はマフィアの会合でもあったのか?!
思わず出かける罵声を飲み込んで、ひたすらSAWの引き金を引く。
マフィアのボスどもも、負けじと手にしたマシンガンをぶっ放す。
まるでホースで水を撒くように、ばら撒かれる鉛弾。
流れ弾が、その場にある物に次々と黒い点を穿っていく。
目に映る物で、無傷な物なんてとうにない。
雷鳴のような銃声。
弾丸が跳ねて奏でる甲高い音。
空薬莢が路面で跳ねて立てる、澄んだ金属音。
俺と奴らの体を、弾丸が抉る鈍い音。
それに混じって響き渡る、ボスどもの狂った笑いと、
俺たちの弾丸に巻き込まれた、哀れな取り巻きどもの上げる悲鳴。
いつもより賑やかで、そして危険な銃声の合唱。
それを聞いているうちに、いつしか俺も嗤いだしていた。
込み上げてくる暴力的な衝動が、収まりきらずに嗤いへと変わる。
自分の体を見てみれば、野戦服のあちこちに穴が開き、
そこから真っ赤な血が溢れていた。
だが、痛みはない。自分が傷を負うことすら、楽しい。
頭にあるのは「もっと撃たせろ」と言う焼け付くような欲求。
その欲求を満たすべく、ひたすら引き金を引き続ける。
連中も似たようなもんだ。
血まみれの顔に狂った笑みを浮かべて、引き金を引いている。
面白ぇ。試してみようぜ。
俺か、それとも手前らか。
どっちが先に血の海に転がるか。
いや、この合唱についてこれなくなるかをよ!
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