07.18.16:41
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01.30.01:50
あの橋を越えて。
--行動報告書 No.24 2004/新宿 日比谷公園--

細い橋の上で、俺は奴と対峙した。
クローラーマスター。
その皮膚装甲は、生半可な弾丸なぞ容易く跳ね返し、
振り下ろす豪腕は、ひ弱な人間を一撃で挽肉に変える。
その体内で生成される毒ガスは僅かに吸い込んだだけで、
人の意識を刈り取り、死に至らしめる。
ここ、日比谷公園で最も手強い変異体。
そいつが、脱出ルート上の橋で俺を待ち構えていた。
ルートを変更するのは無理だ。物資が底を尽き掛けている。
弾も無けりゃあ、食い物もねぇときた。
クソッタレ。
補給に戻ろうと思ったらこれかよ。ツイてねぇ。
細い橋の上で、俺は奴と対峙した。
クローラーマスター。
その皮膚装甲は、生半可な弾丸なぞ容易く跳ね返し、
振り下ろす豪腕は、ひ弱な人間を一撃で挽肉に変える。
その体内で生成される毒ガスは僅かに吸い込んだだけで、
人の意識を刈り取り、死に至らしめる。
ここ、日比谷公園で最も手強い変異体。
そいつが、脱出ルート上の橋で俺を待ち構えていた。
ルートを変更するのは無理だ。物資が底を尽き掛けている。
弾も無けりゃあ、食い物もねぇときた。
クソッタレ。
補給に戻ろうと思ったらこれかよ。ツイてねぇ。
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01.29.00:38
目標到達。
--行動報告書 No.23 2004/新宿 ルミネエスト--
*Sound Only*
――ジッ、ザッザザッ――
「……君か。何の用かな」
「アンタにある用事と言えば、そう多くないだろ?」
「ふん……そうだな。で、今日はどっちだ?」
「……新しい技術を教えて欲しい。下準備は済んでる」
「ほう……。ならば確認するが、
この技を学ぶにはそれなりの物が必要だ。
君は多額の金を失い、その身に蓄積された経験をも失うだろう。
それでも、後悔はしないな?」
「当たり前だ。……御託を並べるのは止めてくれ」
「……いいだろう。その覚悟があるのなら私が言う事は何も無い。
では選びたまえ。君の学びたい、新たな技術を」
「……こいつだ」
「点射攻撃か。なるほど、更なる攻撃力を求めると言うわけだな」
「何か、文句でもあるのかよ?」
「いいや。何もないさ……さて、これでいい。使い方は他と同じだ。
同じ種類の技術とは併用できないから、気をつけろ」
「へっ。今更言われなくても分かってるぜ……」
「用件はそれだけか?」
「ああ、もう用はねぇ。じゃあな」
*Sound Only*
――ジッ、ザッザザッ――
「……君か。何の用かな」
「アンタにある用事と言えば、そう多くないだろ?」
「ふん……そうだな。で、今日はどっちだ?」
「……新しい技術を教えて欲しい。下準備は済んでる」
「ほう……。ならば確認するが、
この技を学ぶにはそれなりの物が必要だ。
君は多額の金を失い、その身に蓄積された経験をも失うだろう。
それでも、後悔はしないな?」
「当たり前だ。……御託を並べるのは止めてくれ」
「……いいだろう。その覚悟があるのなら私が言う事は何も無い。
では選びたまえ。君の学びたい、新たな技術を」
「……こいつだ」
「点射攻撃か。なるほど、更なる攻撃力を求めると言うわけだな」
「何か、文句でもあるのかよ?」
「いいや。何もないさ……さて、これでいい。使い方は他と同じだ。
同じ種類の技術とは併用できないから、気をつけろ」
「へっ。今更言われなくても分かってるぜ……」
「用件はそれだけか?」
「ああ、もう用はねぇ。じゃあな」
01.24.12:51
GUNPARADE!
--行動報告書 No.22 2004/神奈川 1号幹線道路--
爽快だ。RPKsを振り回し、並み居る敵を蹂躙する。
普段なら手間取る事間違い無しな敵の群れも、
今日は瞬く間に地面に倒れていく。
俺の装備は変わっていない。力量の方も変化無しだ。
では、何故こんな快進撃が可能なのか?
その答えは、とてもシンプルだ。
RPKsの射撃音の合間に一際高い銃声が響く。
放たれたライフル弾は、傷付いた敵の頭蓋を的確に撃ち抜いた。
このライフル弾が、答えだ。
今日の俺はチームを組んでいる。
背中を預けるのは、同じ連合のハチゴー氏。
今日はスナイパー装備で参戦だ。
ツーマンセルと言う最もシンプルなチームで、幹線道路を流していく。
一人なら手間取るマンティスも、二人なら易々と沈む。
最も手ごわいマンティスが楽勝なら、残りは推して知るべし、だ。
マシンガンが唸り、ライフルが吼える。
俺達が通りすぎた後には、累々と横たわる屍だけ。
WITOの精兵も、突然変異の虫どもも。
一切の容赦も躊躇もなく、等しく打ち倒す。
いい気分だ。とても、いい気分。
目の前にはWITOと虫の群れが懲りずに湧いている。
目指すゴールはまだ先だ。
だが問題はない。弾は十分、士気は上々。
何も問題は、ない。
この目に映る全てを薙ぎ倒し、突き進むだけ。
いくらでもきやがれ。
俺はRPKsの銃口をその群れに向けて、不敵に笑う。
どうせ、俺達が勝つんだからなっ!
爽快だ。RPKsを振り回し、並み居る敵を蹂躙する。
普段なら手間取る事間違い無しな敵の群れも、
今日は瞬く間に地面に倒れていく。
俺の装備は変わっていない。力量の方も変化無しだ。
では、何故こんな快進撃が可能なのか?
その答えは、とてもシンプルだ。
RPKsの射撃音の合間に一際高い銃声が響く。
放たれたライフル弾は、傷付いた敵の頭蓋を的確に撃ち抜いた。
このライフル弾が、答えだ。
今日の俺はチームを組んでいる。
背中を預けるのは、同じ連合のハチゴー氏。
今日はスナイパー装備で参戦だ。
ツーマンセルと言う最もシンプルなチームで、幹線道路を流していく。
一人なら手間取るマンティスも、二人なら易々と沈む。
最も手ごわいマンティスが楽勝なら、残りは推して知るべし、だ。
マシンガンが唸り、ライフルが吼える。
俺達が通りすぎた後には、累々と横たわる屍だけ。
WITOの精兵も、突然変異の虫どもも。
一切の容赦も躊躇もなく、等しく打ち倒す。
いい気分だ。とても、いい気分。
目の前にはWITOと虫の群れが懲りずに湧いている。
目指すゴールはまだ先だ。
だが問題はない。弾は十分、士気は上々。
何も問題は、ない。
この目に映る全てを薙ぎ倒し、突き進むだけ。
いくらでもきやがれ。
俺はRPKsの銃口をその群れに向けて、不敵に笑う。
どうせ、俺達が勝つんだからなっ!
01.14.00:38
装備変更・第二章
--行動報告書 No.21 2003/新宿 銀行--
元は純白だったコートとコットンパンツ。
それが今、俺の目の前に綺麗に畳んで置いてある。
どっちもすっかりと薄汚れちまっている。
俺は苦笑を浮かべながら、繕った無数の傷を一つ一つをなぞった。
随分とボロボロになったもんだと思う。
元は純白だったコートとコットンパンツ。
それが今、俺の目の前に綺麗に畳んで置いてある。
どっちもすっかりと薄汚れちまっている。
俺は苦笑を浮かべながら、繕った無数の傷を一つ一つをなぞった。
随分とボロボロになったもんだと思う。