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気まぐれ不定期更新。 ネットゲームのプレイ日記やらなにやら。 最近はドラゴンネストが中心。E2は付いていけなかった。
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07.16.06:00

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  • 07/16/06:00

02.25.00:16

鉄風雷火

--行動報告書 No.29 2004/ルーマニア ワラキア集落--

 人間、一人で出来る事にはおのずと限界があるもんだ。

 その単純な事実を、山のように積み重なった死体を見て再認識する。
 俺一人の時とは桁違いの数の死体。
 それを作り上げるのにかかった時間は、半分以下だ。

 死体の内訳はこんな感じになっている。
 黒焦げが三割。穴だらけが三割。挽肉が三割。
 残りの一割は、その複合。ちなみに、最後の三割が俺の仕事だ。
 
 で、今もその山はさらに高くなろうとしている。

 残りの六割を作り出す仲間が、そこにいるからだ。
 雨を物ともしない火炎を、辺りに撒き散らしているのがクロイツ嬢。
 雨かと間違うような弾幕を展開しているのが、ハオ嬢。
 んで、雨と泥と硝煙に塗れながら突っ込むのが、俺。

 三人居れば、こんな芸当もできるってわけだ。
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つづきはこちら

02.20.00:16

変わり果てたその姿。

--行動報告書 No.28 2004/空港前路上--

 目の前で寧猛な唸り声を上げる一匹の獣。
 白いその体躯の中で唯一つ、目だけが黒い。
 まるで、闇を凝り固めたようだ。
 そして、そこに理性の光はない。あるのは、破壊への渇望だけ。

 獣の名は、二階堂吾郎と言った。

 ……これが。
 これが、俺たちEL.Aの指揮を執っている人物の、
 成れの果てだってのか?
 
 

つづきはこちら

02.12.23:40

新兵器。その名は……

--行動報告書 No.27 2004/ルーマニア ワラキア集落--

 人気の絶えた集落の一角で、轟音が幾重にも重なって響いた。

つづきはこちら

02.10.23:55

うんざりだ!

--行動報告書 No.26 2002/浅草/テクニカルストア--

 大丈夫。今日の俺はツイてる。
 苦手な連合戦でも、何人か倒した。予選もクリアした。
 だから、きっとコイツも成功する。

 そう信じて、連合員から借りた札束をエンジニアの前に放り出す。

 ……やってくれ。
 何呆れた表情浮かべてんだよ。殴られてぇのか?
 そうだ。本体を、プロ仕様に、改造、するんだ。

 確率は50%? 2回に1回は成功するんだろ?
 前に手前の同業がしくじりやがったから、今度は成功する。
 そうだろ?
 もし、しくじったら……?
 ……ああ、言わなくても分かってるよな?

 じゃ。頼んだぜ。

-----

 数分後。
 顔面をボコボコにしたエンジニアに背を向けて、
 俺はその胸糞悪い場所を立ち去った。
 俺の手には、無残に破壊されちまったRPKsが残されている。
 背中からは、エンジニアの怨嗟の声が聞こえる。
 知ったことか。命があるだけありがたく思えってんだよ……!

 大体、あいつらのどこがエンジニアだ。
 あいつらに出来る事は、武器を鉄屑に変える事だけじゃねぇか!?
 しかも、鉄屑に変えた挙句に4000万払え、だ?
 ふざけんじゃねぇってんだ!
 
 腹は煮え繰り返っている。
 だが、ふと感じた財布の軽さで急に頭が冷えた。

 ……ああ、金主に何ていって詫びればいいんだ……?
 ってか明日から俺、どうやって生きていこうか……?

 クソッタレ、何てツイてねぇんだ……うんざりだぜ。

02.06.01:01

敗戦。

--行動報告書 No.25 ???--

 商圏争奪戦終了の合図が辺りに鳴り響く。
 銃口を下ろす腕に力は無い。
 見事に負けた。
 へこんだ顔して、待機場所に戻る。
 連合の仲間たちも似たり寄ったりの面だ。
 皆、思う所があるようだ。

 しかし、今日の俺はまったく冴えなかった。
 開幕、速攻で転がされたり。
 乱戦に対応できず、ただ無意味に弾をばら撒いたり。
 しまいにゃ、飛び交う指示に混乱して右往左往。
 これじゃ駄目なのは当然だ。
 テメェの不甲斐なさに腹が立つよりも呆れちまう。

 商圏争奪戦はチームプレイこそが要求される。
 俺一人は大した事のない戦力かもしれねぇ。
 だが、それでも俺のミスが結果に響く事だってあるはずだ。
 この辺でちっと気を引き締める必要がある。

 敗北は苦い。
 苦いが、そこから得る物は多い。
 一番悪いのは、それをいつまでも引きずるって事だ。
 この負けを教訓に、もっと強くなろう。

 次は、負けねぇ……!