忍者ブログ

気まぐれ不定期更新。 ネットゲームのプレイ日記やらなにやら。 最近はドラゴンネストが中心。E2は付いていけなかった。
03 2024/04 1 2 3 4 5 67 8 9 10 11 12 1314 15 16 17 18 19 2021 22 23 24 25 26 2728 29 30 05

04.26.13:31

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

  • 04/26/13:31

09.04.00:30

新たな居場所。その実力。

--行動報告書 NO.46 2002(Another)/商圏争奪戦・戦場--

 あーあー。こちら砂狐。
 所定の行動を完了。当戦域は開戦後、混戦となりそうな模様。
 現在の所、目標変更の必要を認めず。
 他戦域を確認しつつ、本隊と合流する。Over。

 ノイズ混じりの通信を送って、俺は建物の陰に隠れる。
 その脇を、よその連合員が駆け抜けて行く。
 スナイパーらしく、ライフルを抱えていた。

 ……おっかねぇや。

 俺は対人が苦手だ。こういう時はさっさと逃げるに限る。
 それに、ぼちぼち戦闘開始の時間だ。
 のんびりと情報収集するのも、この辺が潮時だろう。
 俺は陰から陰へと渡り歩き、本隊との合流を目指した。

 週に一度のお楽しみ、商圏争奪戦。
 今日はきちんと決勝に進出してる。
 先週は惜しい所で負けちまったからな。
 是非、雪辱といきてぇ所だ。

 んで、決勝の狙いは食品商圏と決まった。
 大手を向こうに回すには、ちょいと人手と火力が足りねぇらしい。
 まあ、足りねぇ部分は腕と足、それと頭で埋めりゃあいい。
 新しい連合での腕試しってトコか。

 本隊と無事合流し、戦闘開始の合図を待つ。
 序盤は運送商圏に腰を据えるらしい。
 目の前には、既に他の連合の姿があった。
 お互いに目を逸らさず、じっと待つ。

 そして、暴力の都市に戦争開始の号令が鳴り響く。
 
 途端に始まる大乱戦。飛び交う弾丸、煌く白刃。
 そいつを見てると、狩りとは違う高揚感が俺の中から湧き上がる。
 ……いいねぇ、この空気。
 戦争してるって気分になってくるじゃねぇか!

 気付けば俺は雄叫びを上げて撃ちまくっていた。
 通信回線がオープンのままだって事は気付いていたが、敢えて無視。
 なに、俺が賑やかなのはいつもの事だ。仲間達も慣れている。

 ……ハズだ。

 銃弾が跳ね回り、そいつを掻い潜って白兵要員が突っ込んでくる。
 どいつもこいつも、目の前の建物にゃあ目もくれねぇ。
 最近じゃ、どこも戦い方がこなれてきた。
 序盤から中盤にかけて、建物をぶっ壊す所は減ってきている。
 いや、ほぼ無いと言ってもいいだろう。
 あるとしたら、そりゃちょっとした誤算ってトコだろう。
 何せ、取った所で終盤に、それもラスト数分で一気に塗り換わる。
 それが分かっているから、どこも序盤は対人戦闘に精を出す。

 俺もそれに習い、SAWを手当たり次第にぶっ放す。
 狙い適当。
 そもそも狙った所で、俺の腕じゃあ手練れの連中にゃ当たりやしねぇ。
 だから、当たって倒れりゃめっけもん。
 当たらなくても威嚇程度で十分。そんな気持ちで撃ちまくる。
 
 撃って撃たれて斬られて斬って。
 そんで倒れて起き上がる。
 連合戦の度に繰り広げられる光景。

 そんな中で連合の名通信手、『黒猫』を経由して長の指示が飛ぶ。

 「マスターから伝達!」
 「命令は唯一つ! サーチアンドデストロイ(見敵必殺)!」
 「繰り返す、見敵必殺!!」

 それを聞いた瞬間、俺は声を上げて笑っていた。
 いいねぇ。いい指示だ。簡潔明瞭で完璧なまでに分かりやすい。
 SAWを構えなおして、笑いながら答える。

 「了解。認識したぞ、マイ・マスター!」

 そんないい指示に異論なんかあるわけが無ぇ。
 正直、対人戦は苦手だが。そうも言ってらんねぇなぁっ!





 ※連合戦結果※

 連合『紫電』:食品商圏 全シェア中、66%を獲得

 以上の結果より、該当商圏の期限付き所有を認める。
 期限は来週末。商圏争奪戦決勝が終了するまでとする。

 尚、税率の変更等ある場合、速やかに所定の手続きを取る事。

 以上。

 
都市管理者
PR
URL
FONT COLOR
COMMENT
Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
PASS

TRACK BACK

トラックバックURLはこちら